前回は1回目のエントリーとして、怖い怖い汗冷えへの対策を紹介しました。
さてウィンターブレンドVol.2は、てぬぐいを利用した体温調節、防寒の視点から解説していきます。
今回の用途は、絵になります。
Vol.2 すき間を埋める防寒で、細かな体温調節
防寒というと、基本はやはりウェア。露出する部分が減るように、カバーすること。小物だと首元などをカバーすること多いですが、例えば首元の本気の防寒はネックウォーマーのテリトリー。
じゃあ、スポーツてぬぐいで防寒とはどういう考え方か?
それは、ネックウォーマーのようにカバーすることというよりは、隙間を埋めること、というイメージ。
山では汗のコントロールは基本アウターやミドルレイヤーでの調整なんだけど、暑くなってアウターを脱ぐと、だんだんと首元が空いてくる。
熱をうまく徐々に発散させていけばいいんだけど、この首元から入ってくる冷気が意外と厄介だったりします。
アウターを着るまでもない、ネックウォーマー着るまで寒くもない、、汗もかいてるけど、急激に冷えるのは怖いな、、というときは出番。
少し暑いんだけど、体を急に冷やしたくない。という時です。
考え方は、首に巻いてウェアやシャツと肌との隙間を埋めること。
この使い方にスポーツてぬぐいがいいのは、体温調節しつつそのまま汗もとってくれることです。
本気の防寒具というより、
行動中の体温調節を兼ねた防寒、というイメージ。
また、首元を埋めるのは汗対策でも重要だったりします。
頭や顔にかいた汗は、放っておくと首を伝ってインナーを濡らすことに。
ひどい時はこれで胸やお腹を冷やすハメになることも、、
汗止めとして帽子下に巻いたり、首元に巻いたりするのは寒い時期は結構重要です。
首に巻いたりする時は、見た目ウェアの一部になるので、スタイルも重視したいユーザーさんにスポーツてぬぐいは好評です。
ここまで紹介したスタイルは首に1回巻くスタイルです。
私は寒くなると首元2重巻きが増えます。
こんな感じ。
端は巻いた内側に突っ込んでもいいですが、フックコードを使うのもアリです。
あらかじめ片側にフックコード通して
二重に巻いてもう片方をコードに突っ込んで
後ろにコード部分持ってくると見た目もすっきりします。
てぬぐいで首元を埋めるだけでも結構違うのですが、特に冬場に私がよくやるのは、
ネックウォーマーのインナーとして、です。
冬場に使うネックウォーマーはフリースなど厚手のものになりますが、汗で濡れるととっても不快です。
そういう時に、首元にもレイヤリングをするわけです。
ネックウォーマーじゃなくパワーフーディーで代用してますが、目的は同じ。
ネックウォーマー見当たらなかったんで、イメージです。
さっき触れたネックウォーマーのインナーの場合は、なるべく広い範囲をカバーできるように巻くことを意識します。
首のベースレイヤー的な考え方なので、顔から伝ってくる汗を防ぐように結構上の方をカバーするようにしてますね。
雪山になってくるともっと上まで上げてフェイスマスク的にすることも。
これはスキーの時のだけど。
ゴーグルの下端で留めてます。
メリット:日焼け対策になります。生地が薄いので呼吸を邪魔しません。
デメリット:降雪時は凍ります。プラス気温の吹雪の時は水分を含んでしまうので呼吸ができません。
臨機応変にお使いください
秋冬のスポーツてぬぐいは汗冷え対策や、体温と汗のコントロールでライトな防寒にするなど、エマージェンシーキットのような意味合いが強くなります。
背中と胸側両方のインナーで使うこともあるし、1枚使って濡れた時のためにスペアも欲しいところ。
首元にも使うとさらにもう1枚ほしいですね。
寒いとどうしても乾きにくいので、私は3枚ほど持っていきます。夏ならザックにかけとけば乾いてるんだけどね。。
スポーツてぬぐいは1枚47g。3枚で141g
3枚持っても、SOLのエスケープライトヴィヴィくらいじゃないですか奥さん。
ところで、私の持ってるteton bros.のこれ、上まで全部閉められるのは何故なんでしょね?
この仕様、子どもたち相手の肝試しで活躍しました。
次回はテン泊での結露対策を紹介します。お楽しみに。
ここまで読んでくれたあなたに